ダイエットには筋トレが大事！

なぜダイエットは有酸素運動より筋トレを先にやるべきなのか？

有酸素運動をやるなら筋トレを行ってから！というのは聞いたことがある人も多いと思います。
今日はそこを少し噛み砕いて、なぜ筋トレを行った方がダイエットを行う上で「得」か、ということについて私の通っているジムの会報から引用し投稿したいと思います。

脂肪を直接燃やしてくれるのは「有酸素運動」
まず、有酸素運動とは走ったり、泳いだり、バイクを漕いだり、エアロビクスをしたり、などが当てはまります。
筋トレは酸素をエネルギーとしない（糖質をエネルギーとする）のでこの事から無酸素運動と言われています。
そして、直接体脂肪を燃やしてくれるのはどちらなのか？
答えは有酸素運動になります。
筋トレを行っている最中は実は体脂肪はほとんど燃えていないのです。
では体脂肪を燃焼するのが目的なら、筋トレを行う時間を有酸素運動に回して少しでも体脂肪を燃焼した方が良いのではないか？となりますが、そうではありません。
例えば、1時間の軽めのジョギングで消費するカロリーはおよそ300～400kcalです。でもそのカロリーは全部脂肪から消費するのではなく、脂肪と糖が5:5ずつ燃焼されているので、
実際に体脂肪から消費したエネルギーというのは思いのほか少なく、有酸素運動だけで体脂肪を減らすのが大変だということが分かります。

筋トレの刺激で直後に起こる身体の変化とは？
筋トレは前述のように、行っている最中は脂肪を燃やしてくれません。着目するのは筋トレを行った事による刺激がもたらす身体の変化です。
筋トレは、筋肉がたくさんついてからでないと代謝が上がらないと考えている方も多いかもしれませんが、実は筋肉の多い少ないに関わらず、筋トレの直後に代謝は上がるのです。
アメリカの研究チームの発表では、筋トレ後の代謝の高まりは48時間続くという報告も出ています。つまり、筋トレの次の日、家でゴロゴロしていても、買い物に出かけても、筋トレを前日にしていない時よりもカロリーを消費するゴロ寝や買い物ができるという事です。しかも、筋トレ後は代謝が高い状態が続く上に、その代謝の中での脂肪の使われる率が高くなるということが分かっています。前述のエネルギー消費の脂肪と糖の割合5:5が、6:4や7:3と脂肪が使われる割合が増えるということです。

ではなぜ筋トレ後に有酸素なのか？？
では最後に、なぜ筋トレの後に有酸素運動を行った方が良いと言われるのか、について説明します。
体脂肪は筋トレによって「分解」されただけでは「燃焼」して消費したことにはなりません。分解された脂肪は血液中を駆け巡り、エネルギーとして使われるようにスタンバイされている状態になっています。
なので運動の締めに有酸素運動で酸素を使って、血中に分解された脂肪をエネルギーにして燃焼すると、効率よく体脂肪が有酸素運動で使われ、なおかつ次の休日もエネルギーの代謝が高い状態で入れるという良い状態が作れるわけなのです。

具体的には・・・
まずは、筋トレです。筋トレマシンやフリーウェイト、ボディパンプなどがお勧めです。
それが終わったら、次は有酸素運動です。ランニングやウォーキング、水泳や水中ウォーキング、エアロビクスやダンス、ボディアタックやボディステップも良いですね。