本日、2015年8月5日は1914年にアメリカ・オハイオ州クリーブランドに世界初の電気式信号機が設置されてから101周年だ。

これを記念して、Googleのロゴも可愛らしいアニメーションに変更されている。Googleが記念日を祝うDoodleによるものだ。

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信号のはじまりは馬車

信号機の歴史は、19世紀のイギリスにまで遡る。1868年にロンドンで、世界初となる信号機が設置されて、「赤」が「STOP」、「緑」が「GO」という表示が生まれた。

当時のロンドンは、馬車の交通量が爆発的に増えており、人身事故が多発。そこで、最も交通量が多かったロンドン国会議事堂近くの交差点に、緑と赤のガス灯火式信号機が設置されたという。ただしこれは、手動の信号機だった上に、起動から3週間後に爆発事故を起こして撤去されてしまった。

1914年8月5日に電気式信号機設置

その後、アメリカに初めて赤緑2色の電気式交通信号が設置されたのは1914年。こちらがオハイオ州クリーブランドで、なんとここは、1879年に世界で初めて電気街灯が出来た都市でもある。

1918年にはニューヨークにも電気式信号機が設置され、1920年になると三色式が導入。現在の信号機の原型が生まれることとなった。

では日本は?

ちなみに日本に信号機が設置されたのは、なんと昭和に入った1930年3月23日。当時の東京市の中心であった日比谷交差点に設置されたものが最初で、その後全国に普及していくこととなる。